こんにちは、総合リフォームの松美装です。私たちの住まいの床材として、現在最も圧倒的な人気を誇っているのがフローリングです。フローリングは、畳やカーペットのように埃や汚れが繊維の奥深くに入り込むことがなく、お掃除やお手入れが非常に楽であるという素晴らしい特徴を持っています。多少の水をこぼしてしまったり、お子様が食べこぼしで床を汚してしまったりしても、市販のワイパーや雑巾でサッとひと拭きするだけで清潔な状態を保つことができます。この扱いやすさが、現代の忙しい生活スタイルに選ばれている最大の理由と言えます。
しかし、フローリングを使い続けていく上で避けては通れない大きな悩みが傷の問題です。どれほど大切に使用していても、ペットのひっかき傷や、椅子や机といった家具を引きずった際に生じる線状の傷、あるいは重い物をうっかり落としてしまった時の深い打痕など、日常生活の中で全く傷を付けずに生活を送り続けるのは、まず難しいと思われます。傷が増えてくると、そこから湿気が入り込み、床材の劣化を早める原因となるだけでなく、光の反射で傷が目立つためにお部屋全体の印象を古く見せてしまいます。今回は、そのようなフローリングの悩みを、大掛かりな張り替えをせずに解決する、熟練の技術によるリペア事例をたっぷりのボリュームでご紹介いたします。市販の道具を使った簡易的な修理とは一線を画す、木目の再現や質感の復元の詳細について、徹底的に深く掘り下げて解説してまいります。
施工前 表面を削り取ったような白いかすり傷の状態
まずは今回、リペアのご依頼をいただいた一件目のフローリングの状態を確認していきましょう。表面のコーティング層が削れ、下地が白く見えてしまっている状態です。

フローリングの表面が毛羽立つように削れており、光の加減で非常に目立っています。
写真をご覧いただくと、何か硬いものを引きずったのか、あるいは激しい摩擦が加わったのか、表面のプリント層や突き板が削り取られてしまっています。一般的に、非常に軽い引っかいたようなかすり傷程度であれば、ハンドクリームを塗り込めば油分によって一時的に目立たなくなると言われることもありますが、今回のケースのように素材そのものが削れてしまっている場合はそのような方法は全く通用しません。傷ついた部分が白く浮き上がっているため、通常のワックスがけをしてもその段差を隠すことは不可能です。このような傷は、周辺のフローリングの色と完全に一致する特殊な充填材を使い、一から色と質感を再構築していく必要があります。
施工後 傷の痕跡を完全に消し去った高度なリペア技術
削れてしまった部分に専用の補修材を注入し、周囲のフローリングと馴染むように緻密な調色を施しました。完成した様子をご覧ください。

傷の形が全く見えなくなり、どこに損傷があったのか判別できないほど美しく仕上がりました。
ついに完成いたしました。あれほど白く目立っていたかすり傷が、跡形もなく消え去っています。これは単に上から色を塗っただけではありません。傷の深さに合わせて硬度の異なる複数の補修材を使い分け、表面の凹凸を完璧に平滑に整えた後、フローリング特有の繊細な色味を現場で再現しています。一言にフローリングと言っても、その色は単色ではなく、複数の色彩が重なり合って構成されています。その微妙なニュアンスを職人の目で見極め、筆を使って数滴単位で色を重ねていくことで、隣接する正常な部分と完全に同化させることに成功いたしました。顔を近づけて凝視しても、補修箇所を見つけることは非常に困難です。
なぜリペアにおいて木目の再現が必要なのか
フローリングの美しさの源は、その複雑な木目の紋様にあります。傷を埋めて一色で塗り潰すだけでは、周囲の木目の流れがそこで途切れてしまうため、不自然な塗り跡として目立ってしまいます。熟練の技術者は、補修した箇所の上に、極細の筆を使って欠損した木目を一本一本丁寧に描き込みます。木の年輪や導管の様子を周囲の柄に合わせて再現することで、人間の目の錯覚を利用し、脳が傷を認識できなくなるレベルまで仕上げるのです。この木目の描き込みこそが、簡易的なDIYリペアと、私たちがご提供する本格的なリペアを分ける最大の境界線となります。
施工前 重い物の落下による深くえぐれた打痕の衝撃
続いて二件目の事例です。こちらは一点に強い力が加わったことで、床材が深く陥没してしまった打痕のケースです。

重たい物を落としたのでしょうか。鋭い角によって、フローリングの基材まで達する深めの傷が出来てます。
写真の中央部分に、深くえぐれたような傷が確認できます。このような打痕は、単に色が剥げているだけでなく、床材の内部が押し潰されて空洞になっていることが多くあります。そのままにしておくと、その隙間に水分や汚れが入り込み、周囲の木材を腐らせたり、剥がれを広げたりする大きな原因となります。また、このような深い傷は光が当たると影を作るため、お部屋全体が傷んでいるような印象を与えてしまいます。陥没した部分を適切にクリーニングし、土台からしっかりと作り直すことが求められる難易度の高い補修となります。
施工後 凹みと影を解消し木目まで完璧に復元した仕上がり
深い陥没部分を特殊な樹脂で埋め、さらに表面の質感を周囲と完全に一致させました。完成後の驚きの変化をご覧ください。

リペアした部分が分からないほどの仕上がりです。深くえぐれていた面影はもうありません。
ついに完成いたしました。あんなに深く、鋭くえぐれていた打痕が、完全に消滅いたしました。光を当てても影ができず、指先で撫でても段差を一切感じない完璧なフラット面に仕上がっています。特筆すべきは、傷があった場所の木目のつながりです。周辺の複雑な木目の流れを読み解き、リペア箇所にも同様の筆致で柄を再現したため、リペアした部分が分からないほどの仕上がりです。張り替えをすれば数十万円の費用と数日間の工期がかかるところですが、リペアであれば数時間という短い時間で、コストを大幅に抑えつつも、これほどの満足感を得ることができます。大切なお住まいを大切に使い続けたいという、お客様の想いに応える結果となりました。
DIYでは到達できない質感の再現と耐久性の両立
近年では、ホームセンターなどでフローリングの補修キットが数多く販売されており、自分でも少しくらいの傷は補修出来るかもしれません。しかし、実際に挑戦してみると、色の微調整がうまくいかなかったり、塗り込んだ部分だけがテカテカと光ってしまったり、あるいは時間が経つと補修材が痩せて凹んでしまったりという失敗が後を絶ちません。フローリングのリペアには、色の調合技術だけでなく、光の反射を制御する艶の調整技術や、長期間の歩行に耐えうる硬化技術など、複合的な専門知識が必要となります。今回のような、ここまで見事な仕上がりは望めませんというお言葉をいただけるのは、素材の性質を熟知した技術者が、一つ一つの傷に対して一期一会の精神で向き合っているからこそです。
フローリングの傷を放置することは、お部屋の美観を損ねるだけでなく、大切な建物の資産価値を下げることにも繋がります。特に、お引越しを控えた賃貸物件の原状回復や、これから長く住み続けるためのマイホームのメンテナンスにおいて、床の状態を整えることは非常に重要です。今回ご紹介したような深い打痕や、広範囲にわたるかすり傷など、床のトラブルでお悩みではありませんか。張り替えを検討する前に、まずは熟練の技術によるリペアという選択肢をぜひご検討ください。
私たち松美装では、現地への無料訪問調査にて床の状態を正確に診断し、傷の深さや素材に合わせた最適な補修プランをご提案させていただきます。一箇所の小さな傷からお部屋全体のメンテナンスまで、どのような些細なことでも構いません。どうぞお気軽にご相談ください。皆様の大切なフローリングを、もう一度新品のような輝きへと蘇らせるお手伝いをさせていただきます。皆様からのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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