こんにちは、総合リフォームの松美装です。前回は賃貸マンションにおける鮮やかなイエローのアクセントクロスを用いた壁紙施工の様子をご紹介いたしましたが、今回は同じ物件において同時に実施した浴室と和室のリフレッシュ工事について詳しく解説してまいります。賃貸物件の原状回復において、壁紙の張り替えは最も基本的な項目ですが、水回りである浴室や日本文化の象徴である和室の状態も、内見時の成約率を大きく左右する重要なポイントとなります。特に、築年数が経過したマンションの浴室に見られるタイルの傷みや、和室の畳の変色は、お部屋全体に古い印象を与えてしまうだけでなく、住まいの安全性や衛生面にも影響を及ぼします。
浴室の壁がタイル貼りの場合、目地のひび割れやタイルの浮きを放置しておくと、壁の内部に水が浸入して構造体を腐らせたり、最悪の場合はタイルが剥がれ落ちて入居者様が怪我をしたりする恐れがあります。しかし、浴室全体を解体してユニットバスへ交換するとなると、多大な費用と工期がかかってしまいます。そこで私たちがご提案しているのが、既存のタイルの上から水濡れに強い専用のパネルを張り付ける浴室パネル施工です。今回は、タイルの浮きという深刻な問題を解決しながら、美観を劇的に蘇らせた浴室の補修工程と、日焼けした和室の畳を新品同様の香りと質感に再生させた表替え作業の全貌を、たっぷりのボリュームでご紹介いたします。熟練の技術者が現場でどのような判断を下し、細かな段差や変色に対応していったのか、その詳細をぜひご覧ください。
施工前 浴室タイルの目地の割れと危険なタイルの浮き
まずは、浴室の施工前の状態を詳しく調査いたしました。一見すると、単に経年劣化によってタイルの目地が少し割れているだけのように見えますが、実はその背後には深刻な問題が隠されていました。

タイルの目地に沿って、縦に長いひび割れが確認できます。ここから水が侵入する恐れがあります。

タイルの目地の割れだけに見えますが、よく見るとタイル自体が下地から浮き上がっています。
写真をご覧いただくと、タイルの目地に沿って黒ずんだ亀裂が走っているのがわかります。熟練のスタッフがこの部分を指先で軽く叩いて確認したところ、内部に空洞があるような軽い音が返ってきました。これはタイル自体も浮いている証拠です。タイルが浮き上がっていると、その隙間に湿気が溜まり続けてカビが繁殖するだけでなく、地震などのわずかな振動でタイルが崩落する危険性があります。また、壁の内部に水が回り続けることで、マンションの下階への漏水トラブルを引き起こすリスクも孕んでいます。賃貸経営において、このような機能的な不具合を放置することは、将来的な大規模修繕のリスクを増大させることになります。そのため、今回はパネルを張る前に、まずは下地を安定させるための補強作業を行うことといたしました。
施工中 タイルの浮きを固定するシリコンコーキングと下地処理
浮き上がってしまったタイルをそのままにしてパネルを張ると、パネルの接着面が不安定になり、数年後にパネルごと剥がれてしまう恐れがあります。そこで、目に見えない土台の部分から丁寧に作り直していきます。

タイルの隙間に防水性の高いシリコンコーキングを注入し、浮いているタイルをしっかりと固定いたします。
まず、ひび割れた目地の部分を清掃し、タイルの隙間にシリコンコーキングを深く注入していきます。このコーキングが接着剤と防水材の役割を果たし、タイルを下地の壁に強固に結びつけます。これにより、タイルのガタつきが解消され、パネルを張り付けるための安定した平面が復活いたします。このような地道な下地処理こそが、リフォームの耐久性を決定づけるのです。単に表面を隠すだけではなく、住まいの機能を根底から修復することが、私たちのこだわりです。
浴室パネル施工の大きなメリット
タイルの浴室からユニットバスへ変更する場合、多大な費用がかかりますが、浴室パネル施工であればその数分の一のコストで修復が可能です。専用のパネルは抗菌防カビ仕様となっており、タイルのような目地がないため、毎日のお掃除が劇的に楽になります。また、パネルは熱を伝えにくい性質を持っているため、冬場のタイルのひんやりとした冷たさを緩和し、浴室の断熱性能を向上させる効果も期待できます。賃貸物件においては、見た目の新しさと掃除のしやすさが、入居希望者様への強力なアピールポイントとなります。
施工後 段差を解消した二列貼りのパネル仕上げ
下地の補強が完了した後、お部屋の雰囲気に合わせた明るい色の浴室パネルを張り込みました。特異な壁の形状に合わせた、高度な施工技術が光ります。


パネルを設置して完了です。写真では少し分かりづらいですが、実はこちらの壁面は下の段のタイルが出っ張っていた為、その段差を逃がすためにパネルを二列に貼っています。本来であれば一枚の大きなパネルで仕上げるのが理想ですが、タイルの出っ張りに無理に合わせると、パネルの裏側に大きな空洞ができてしまい、強度が極端に落ちてしまいます。そこで、出っ張りの境目に合わせてパネルを上下二段に分割し、それぞれの面に密着させるように張り合わせることで、耐久性と美観を両立させました。繋ぎ目の部分は、防水性の高いコーキング剤で精密にシールしているため、水の浸入の心配もありません。タイルの古さが完全に隠れ、清潔感溢れる最新の浴室のような空間へと生まれ変わりました。
和室の刷新 畳の表替えと縁交換によるリフレッシュ
続いて、和室の畳のメンテナンスについて見ていきましょう。畳は天然素材であるため、どうしても経年による劣化が避けられません。

畳も日に焼けて変色しています。本来の青みが失われ、全体的に古い印象です。

畳の縁も擦り切れており、お部屋の格調を下げてしまっていました。
和室の畳も、長年の日焼けによる変色と摩擦による損傷が進んでいました。畳の土台である畳床に傷みがない場合は、表面のい草である畳表だけを新しく張り替える表替えという手法が最も合理的です。畳が新しくなるだけで、い草の清々しい香りがお部屋に広がり、入居者様にとって非常に魅力的な和室へと復活いたします。

和室の畳も表替えと縁の交換を行いました。新しいい草の緑が鮮やかです。
和室の畳も表替えと縁の交換を行い、完了いたしました。畳の縁も新しく落ち着いた色合いのものを選び、丁寧に縫い上げました。縁を新調することで、畳の角がキリッと立ち上がり、お部屋全体の空間が引き締まって見えます。前回ご紹介した壁紙の施工と合わせて、和室は新築時の輝きを取り戻しました。日本情緒を大切にしながら、清潔で使い心地の良い空間をご提供することができます。
賃貸物件の価値を高めるトータルリフォームの重要性
今回、浴室パネルの施工と畳の表替えを行ったことで、お部屋の印象は以前とは比較にならないほど向上いたしました。賃貸マンションの原状回復やルームクリーニングにおいて、単に綺麗にするだけでなく、今回のように下地の不具合を修復し、適切な素材でアップデートを行うことは、物件の長期的な資産価値を守るために不可欠なプロセスです。
浴室のタイルの割れが気になる、浴室が寒くて掃除が大変、和室の畳を綺麗にしたいなど、お住まいの不便や悩みはありませんでしょうか。私たち松美装では、クロス張り替えから浴室パネル、畳のメンテナンスに至るまで、あらゆるリフォームのニーズに一貫してお応えいたします。現地への無料訪問調査にて、熟練のスタッフが不具合の原因を正確に究明し、お客様のご予算と目的に合わせた最適な施工プランをご提案させていただきます。気になる方は是非ご連絡下さい。皆様からのご相談を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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