こんにちは、総合リフォームの松美装です。お住まいの中で、洗濯や家事の効率を左右するのがランドリールームの収納環境です。特に洗濯機上のデッドスペースを有効活用できる可動式の棚は、洗剤やタオルなどを置く場所として非常に便利で人気があります。しかし、壁面に設置する収納棚は、載せる物の重さによって常に下方向への強い負荷がかかり続けています。もし設置方法が不適切であれば、ある日突然、棚板が載せた物とともに崩れ落ちてしまうという深刻な事態を招きかねません。このような事故は、周囲の家電を傷めるだけでなく、ご家族の怪我にも繋がるため、確実な固定が何よりも求められます。
今回は、町田市のお客様より、落下してしまったランドリールームの可動式棚設置をご依頼頂きましたのでご紹介いたします。洗濯機の上に設置されていましたが、突然落下したそうです。壁に設置されていた棚受け用レールである棚柱ごと落下しており、壁にはビス穴がむなしく残っている状態でした。熟練の技術者が現場を調査したところ、下地の種類に対する認識の誤りと、使用されていたビスの長さ不足が原因であることが判明いたしました。既存の部材を最大限に活かしつつ、以前よりも断然強固に、そして安全に再設置した施工のプロセスをたっぷりのボリュームで徹底的に解説してまいります。
施工前 突然の落下原因。コンクリート壁とビスの長さ不足
まずは今回、修理のご依頼をいただいた施工前の状態を確認していきましょう。壁面には棚柱が引きちぎられたような跡が残っており、落下の衝撃の大きさを物語っていました。

棚柱ごと剥がれ落ちた壁面の様子です。洗濯機の上という、毎日頻繁に視界に入る場所だけに、お客様の不安も相当なものでした。
当初、垂木下地がないところにビスを打ち、しっかり固定されていなかった為と想定しておりましたが、なんと壁はコンクリートでした。通常、木造住宅の石膏ボード壁であれば、裏側にある下地を探して固定しますが、マンションなどのコンクリート壁の場合は、コンクリートそのものに穴を開けてプラグを打ち込み、そこにビスを効かせる必要があります。落下した既存の部材を確認すると、ビスが短く、打ち込みが浅かった為に、荷重に耐え切れずにビスごと抜け落ちたようです。コンクリート壁においてビスが十分に深く入っていない状態は、非常に不安定で危険な設置方法と言わざるを得ません。
施工中 コンクリート下地の調整と確実なアンカー処理
再び落下することがないよう、下地から徹底的に造り直していきます。まずは、崩れてしまった既存のビス穴の状態を整えることから作業を開始いたしました。

改めて長めのビスで深く打ち込む為、ビス穴を整えます。コンクリート内部の健全な部分まで確実にビスが届くように準備をいたします。
新しい設置では、コンクリート壁に対して十分な保持力を発揮できるよう、以前よりも格段に長いビスを選定いたしました。壁の奥深くまでビスを食い込ませることで、上からかかる荷重をコンクリート全体で支える構造を作り上げます。棚受け用レールである棚柱の設置が完了した段階で、手で強く力をかけてもびくともしない強度を確認いたしました。下地が何であるかを正確に見極め、それに適した部材を使用することこそが、リフォームを成功させるための第一歩となります。

棚柱が垂直に、そして強固に固定されました。これで棚全体の垂直荷重を支える背骨が完成いたしました。
壁面収納におけるビス選びの重要性
壁に棚を設置する際、最も大切なのはビスの長さと太さの選定です。特にコンクリート壁や石膏ボードの奥に下地がある場合、表面の厚みだけでなく、その先の構造体まで何ミリ到達しているかが保持力を決定づけます。今回のようにビスが短すぎると、一時的には固定されているように見えても、振動や重みによって徐々に緩みが生じ、最終的には突然の脱落を招きます。設置する物の重さと壁の構造を熟知した上で、余裕を持った強度の部材を選ぶことが、安全な住まい作りの鉄則です。
棚板の補強。二点留めによるブラケットの強化
壁側の固定が完了した後は、棚板を支えるブラケット、すなわちL字アングルと呼ばれる金物の補強に移ります。ここにも驚くべき不備が隠されていました。

棚板のブラケットもビスが短すぎて外れておりましたので、こちらも補強を実施いたしました。

固定箇所をビス二点留めにしたので、当初より格段に強固になりました。荷重の分散も考慮した配置です。
ブラケットと棚板を繋ぐネジも、驚くほど短いものが使われていたため、これらを適切な長さに交換いたしました。固定箇所を一点から二点に増やすことで、棚板が前後に揺れるのを防ぎ、より安定した積載面を確保いたしました。ただし、注意点として、ビスが長すぎると棚板を貫通してしまうため、板の厚みに合わせた緻密な選定が求められます。熟練のスタッフは、板の厚みを正確に計測し、ギリギリまで深く刺さりつつ、表面には突き抜けない絶妙な長さのネジを使用して、一体感を高めていきました。
施工完了 安全で使い勝手の良いランドリールームの復活
すべての部材が強固に連結され、新しい可動棚が完成いたしました。劇的な復旧の様子をご覧ください。

棚板を設置して完了です。見た目の美しさはそのままに、内部の強度は以前とは比較にならないほど向上しております。
ついに全ての工程が終了いたしました。以前よりも断然強固に設置されておりますが、どんなに頑丈な棚であっても、過信は禁物です。荷重オーバーには気を付けて頂くよう、お客様には丁寧にお伝えいたしました。洗濯用洗剤のストックなどは意外と重みがあるため、一つの場所に集中させず、バランスよく配置することが長持ちさせるコツとなります。お客様からは、これで安心して家事ができると、大変嬉しいお喜びの声をいただくことができました。

ランドリールーム全体の様子です。洗濯機との干渉もなく、機能的な収納スペースが安全に復旧いたしました。
お住まいの収納トラブルは松美装へご相談ください
今回の様なランドリールーム以外でも、棚が有ると便利なのにとお考えの場合は、現状に沿ういろんな設置方法が有ります。壁の材質がコンクリートであっても、石膏ボードであっても、それぞれの特徴に合わせた最適な補強方法を用いることで、安全で使い勝手の良い収納を作り出すことが可能です。ご自身での設置に不安がある場合や、今回のように一度脱落してしまった箇所の修理も、私たちは誠実に対応させていただきます。
私たち松美装では、現地への無料訪問調査にて、壁の下地状況や用途に合わせた最適な棚のプランをご提案させていただきます。熟練のスタッフが、安全性とデザイン性を両立させた確かな施工をお約束いたします。お部屋の片付けでお悩みの方や、新しい収納を増やしたいとお考えの方は、どうぞお気軽にご連絡を頂けましたら幸いです。皆様からのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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